漢方の平庵堂

群馬県前橋市の子宝・皮膚病・漢方よろず相談処

妊活応援漢方

妊娠後の漢方薬

妊娠が確定した方がよくおっしゃる言葉です。
「もう漢方薬は飲んではいけないんですね。」
漢方薬も薬である以上、おなかの赤ちゃんに障るのではと心配なのですね。

結論から言うと、妊娠中でも漢方薬の服用は大丈夫です。
周期調節法を使った時もそうでもない時も、
妊娠直後に漢方薬の服用をやめてしまうのは
ちょっともったいないと思います。
しばらくの間、そのまま続けていただくことをおすすめします。
具体的には、ひと月目はそのまま服用し、異常がなければその次の月は半分に、
そのまた次の月もその半分にと、少しずつ様子を見ながら減らすといいと思います。
妊娠中は赤ちゃんの分も栄養が必要になってきますから
できれば血を増やす効果のある漢方薬だけは
そのまま出産まで、そして授乳中も続けていただくとよいと思います。

つわりが始まると、漢方薬が飲みにくく感じたりします。
飲めなければ、無理に飲まなくてもいいですよ。
妊娠初期は、赤ちゃんも小さいですし、
つわりの時には、食べられそうなものを、食べられるときに、
食べられる分だけ、ゆっくり少しずつ召し上がってくださいね。
あまりにもつらいようでしたら、ご相談ください。
吐き気を抑える、妊娠中でも安心な漢方薬があります。

また、妊娠中の養生にも中医学の知恵を生かしていただきたいので、
私はお客様に、妊活中から少しずつお話ししています。
忘れてしまったら、その都度お声をかけてくださいね。
漢方薬が飲めなくっても、元気な赤ちゃんのお顔を見るまでが
「子宝相談」だと私は考えているので、ご遠慮なく!

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